皮膚科には皮膚に何か病変がある場合に受診するわけですから、水虫やイボなどは、多くの方が何の迷いもなく皮膚科を受診されると思います。

 しかし、痒くなったり、体いっぱいに湿疹ができたときなどは『内臓が悪いから皮膚に症状が出てくるのではないだろうか?、それなら内科に行かなくては』と考えられる方もおられるかもしれません。

 皮膚は全身を包み込む重要な臓器であり、身体の内部の状態をにょじつに反映しています。

 皮膚に何か変化が起こったときに、それが皮膚だけの問題か、内臓の病気と関係があるのか見極めて、適切な治療をするのが皮膚科専門医の役割です。

 したがって、皮膚科医は全身に対する幅広い知識が必要になってきます。

 頭のてっぺんから手足の先、爪にいたるまで、耳、鼻、口の中まで特殊な器具を使わずに肉眼で見える範囲が皮膚科の診療範囲です。

 また、病気ではありませんが、熱傷(やけど)、外傷(擦り傷、切り傷など)なども皮膚科であつかいます。骨や腱に傷害が及んでいる場合は、整形外科の先生にお願いする場合もありますが、ほとんどは皮膚科で大丈夫です。

 以上のような認識で、皮膚科を考えていただき、皮膚科専門医をご利用していただきたいと思います。

 皮膚に何かあれば皮膚科専門医を受診されるようお願いします。熊本県内、皆様の近くで皮膚科専門医が頑張っています。


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 皮膚は体全体を包み込んでいる体の中で最大の臓器です。臓器というと胃や肝臓などいわゆる五臓六腑を思い浮かべますが皮膚も立派な臓器なのです。

 皮膚は体の単なる包装紙ではなく、様々な働きがあります。暑さ寒さをしのいだり、外から侵入してくる病原体や紫外線など人間にとって有害なものを物理的に防ぐのみではなく、免疫学的にも重要な役割を果たしています。

 皮膚は全身の鏡といわれるように、全身の様々な状態を映し出しています。皮膚はまさに健康のバロメータなのです。