第16回 ひふの日 ファミリー講演会
平成17年11月20日(日)、午後2時より熊本市民会館2F大会議室にて開催されました。今回は、足の 疾患を取り上げました。80〜100名の出席者があり、一般市民からの質問も多く実り多い講演会でした。 実行委員の先生方にはご多忙のところ御協力頂き、厚く御礼申しあげます。
1、
演者
 トップバッターとして長崎の西本勝太郎先生に「カビと足」のタイトルで講演して頂きました。  次に、熊大副学長の小野友道先生に「足を大切に、皮膚科医からのメッセージ」のタイトルで、総論的に わかりやすくお話をして頂きました。  お二人ともベテランらしく、蘊蓄の深い内容でした。講師の先生方に厚く御礼申しあげます。
2、
近隣の老健施設などへのリーフレットの配布を、会員の皆様にお願いしました。
『各施設御中 「ひふの日ファミリー講演会」のお知らせ  秋冷の候、皆様にはますますご清祥のこととお慶び申しあげます。
 さて、同封のリーフレットのとおり、来る11月20日(日)、熊本市民会館におきまして、恒例の 「ひふの日ファミリー講演会」を開催することになりました。
 熊本皮膚科医会では、11月12日の「ひふの日」を記念して、毎年この時期に、一般向けの講演会を 開催して参りました。今年は「足の皮膚病」について2人の皮膚科医に講演して頂きます。
 つきましては、一般の方はもとより、保健や医療に携わる方々のご来場をお待ち申しあげます。同封の リーフレットを、職員の皆様に掲示ないし回覧していただければ幸いです。 熊本皮膚科医会』

坂崎 善門


第15回 ひふの日 ファミリー講演会について
  平成16年11月14日(日)、午後2時より熊本市民会館2F大会議室にて開催されました。前2回が高齢者の皮膚疾患に焦点を絞りましたので、今回は小児の皮膚疾患を取り上げました。
 100名近くの出席者があり、一般市民からの質問も多く実り多い講演会でした。
 実行委員の先生方には、ご多忙中のところ御協力頂き厚く御礼申しあげます。
1、
演者
 トップバッターとして西日本病院の山本伸二先生に「とびひ・あせも」について講演して頂きました。自分で描かれたきれいなイラストを駆使してわかりやすいお話でした。
 次に、岡崎皮ふ科医院の岡崎美智治先生に自院で実施された「水イボのアンケート調査結果」について御報告を頂きました。現場で悩む保育士、親の生の声を聞くことができました。
 まとめとして熊大病院講師の江川清文先生に総論的に詳しくわかりやすくお話をして頂きました。講師の先生方に厚く御礼申しあげます。

総務理事 坂崎 善門

第14回 ひふの日ファミリー講演会報告
 平成15年11月16日(日)産文会館7F大ホールにて午後2時30分から4時開催されました。昨年と同様第106回日皮熊本地方会(午前9時30分〜午後1時)と同日開催になりました。
1、
演者
 高齢者の皮膚疾患に焦点を絞り、吉井 章先生に「糖尿病の皮膚症状」、水足久美子先生に「介護における問題点」を講演して頂きました。
 吉井先生は、講演を依頼した時点では人吉総合病院皮膚科部長でしたが、
11月1日より開業されたため吉井皮膚科院長として登壇頂きました。水足先生は済癬の根絶など貴重な講演をして頂きました。両先生には厚く御礼申し上げます。
2、
通知した報道機関と各施設(担当野上先生)
 熊本市保健所、RKK熊本放送、朝日新聞社、西部保健福祉センター、NHK熊本放送局、熊本日日新聞社、東部保健福祉センター、KAB熊本朝日放送、南部保健福祉センター、KKT熊本県民テレビ、西日本新聞社、北部保健福祉センター、TKUテレビ熊本、毎日新聞社、中央保健福祉センター、エフエム中九州、読売新聞社、熊本市福祉事務所、熊本シテイエフエム
 *県の健康福祉部につてがありましたので、高齢者いきがい課ヘリーフレヅトのコピー100枚届け、県内の老人会の連合会で紹介してもらいました。(野上)
3、
県内老健施設への通知
(担当友田先生)
荒尾ブロック/山村先生、下益城上益城ブロック/廣岡先生、玉名ブロック/永田先生、八代ブロック/岡崎先生、菊池阿蘇ブロック/友田先生、天草ブロック/栗崎先生、山鹿鹿本ブロック/下村先生、人吉球磨ブロック/吉村先生、宇土ブロック/草場先生、熊本市(北西)/工藤先生、熊本市(南東)/深水先生
4、
会員宛のチラシ作成と送付
 新聞折込チラシ手配(坂崎)理事会で新聞折込チラシをすることになりましたので、チラシ4万枚作成し、3万5千枚をll月9日(日)の熊日朝刊に折込ました.また県下81カ所の会員の所属する病院、診療所に計5千枚郵送しました。
5、
実行委員の先生方は下記の通りです。
御協力心より感謝申し上げます。
会長挨拶:前川嘉洋
司会:野上玲子
受付:深水大民、横山眞為子、野尻桂子、三角修子、三宅大我
アンケート調査:岡崎美知治、牧野貴充
会場設営:友田哲郎、松野美知雄、吉村浩二、栄仁子、福島聡、伊方敏勝
パネル展示:藤木崇弘、栗崎道紀、牧野公治、永田貴久
スライド係:萱島研一、国武裕子、後藤和重、田上俊英、鳥飼佳奈子
救援:林原利朗、平井俊二、荒木嘉浩
写真:池田勇、石原秀治
ビデオ係:工藤昌一郎、井上雄二
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第13回 ひふの日ファミリー講演会報告
1、
日皮熊本地方会とのジョイント開催
 平成14年11月17日(日)、一般市民に向けての恒例のファミリー講演会が、産文会館7F大ホールで開催されました。今回は、日程の都合もあり、初めての試みでしたが、前半に地方会員による日皮熊本地方会、後半にファミリー講演会と両会同日開催となりました。
 皆様のご協力によりまして、両会とも無事終了いたしました。御礼申し上げます。ただ、11月にしては、珍しい冷え込みで、館内の暖房が間にあわず大変ご迷惑をおかけしました。当方より再三の申し入れで午後にはようやく暖房が入りました。
2、
今回のテーマは、老人の皮膚疾患
 6月の理事会で講演内容が討議され、「アトピー」あるいは「老人の皮膚疾患」にしぼられ、最終的に後者に決定しました。タイトルも具体性をもたせて「褥瘡と疥癬の治療」に決まりました。
 講師として褥瘡を吉野雄一郎先生、疥癬を大石空先生にお願いしました。両先生ともわかりやすいお話で好評でした。講師の先生方には、厚く御礼申し上げます。
3、
老人病院、老健施設、介護施設への宣伝
 熊本県を8ブロックに分けて、近隣各施設へ、リーフレットを配布しました。御協力頂いた先生方に御礼申し上げます。入場者数は、約150〜200人、黒衣をまとったシスターの方々もおみかけしました。
4、
軌道に乗ったファミリー講演会
 ファミリー講演会を行うようになって、熊本皮膚科医会の一体感が年々強くなってきているように思われます。すべての皮膚科専門医(医局・勤務・開業の枠をこえて)が頑張っていることを市民にアピールする貴重な場になっているようです。今後も新しいアイデアを出して継続してゆく必要があると思われます。
※平成15年11月16日(日)、産文会館7F大ホールを抽選の結果、予約できましたので、皆様のご参加、御協力を何卒よろしくお願い申し上げます。

総務理事 坂崎 善門
第12回 ひふの日ファミリー講演会について
1、
第100回熊本皮膚科医会と兼ねて開催
 平成13年11月25日(日)、熊本市民会館大会議室にて、満室状態で開催されました。過去5回は熊本皮膚科医会会員の先生に講師をお願いしていましたが、今回は100回ということもあり、招請講演という形で、アトピー性皮膚炎問題委員会委員長の竹原和彦(金沢大学)教授にお願いいたしました。
2、
ステロイド治療の肯定とアトピービジネスに注意
 竹原先生の講演内容はわかりやすく、フロアーの皆様は熱心に聞き入っていました。
 金沢大学の皮膚科には、全国からアトピービジネスで悪化した重症の患者が多数訪れるそうです。
 いわゆる「アトピー本」が書店に溢れています。最近読んだ「ノンアトピーノンステロイド」という本では、「ステロイドを使うしか能のない皮膚科医」と皮膚科医を過激にこきおろしています。そして総額20万以上の「アトピーグッズ」を売りつけています。
 インフォームドコンセントの中でステロイド恐怖症がもはや時代遅れということを、患者さんに伝えるべきでしょう。
 講演後に引き続き行われた皮膚の悩み相談会には、竹原先生も参加し、時間ぎりぎりまで患者さんと話してくださいました。
3、
新聞広告を3年ぶりに復活
 会員の医院名を入れた新聞広告を、熊日新聞に載せました。そのせいか今年は年輩の方の参加が目立ちました。
4、
軌道に乗ったファミリー講演会
 ファミリー講演会を行うようになって、熊本皮膚科医会の一体感が年々強くなってきているように思われます。すべての皮膚科専門医(医局・勤務・開業の枠をこえて)が頑張っていることを市民にアピールする貴重な場になっているようです。今後も新しいアイデアを出して継続してゆく必要があると思われます。

総務理事 坂崎 善門
ひふの日ファミリー講演会を終えて
介護における問題点     

 高齢者の皮膚疾患の介護における問題点についてということで、とくに高齢者が利用される施設で一番頭を悩ませることの多い疥癬と、冬場に多い皮脂欠乏性湿疹について話をさせていただきました。

 疥癬はヒト疥癬虫が皮膚最表面の角質に寄生することによって起こり、幼虫や成虫が皮膚の表面を這いまわることによりひどい痒みをおぼえます。
 古くから各地でみられていましたが、第二次世界大戦後の大流行後、一時期減少していました。しかし1970年代から再び増加し、現在では老人施設を中心に集団発生が全国各地で繰り返されています。
 皮膚と皮膚との直接接触が最も重要な感染経路で、家族や寮生活などの親密な接触が長時間にわたる場合に、そのリスクが高くなりますが、疥癬虫は人体から離れても2日以上生き延び、問接的にも寝具や衣類などを介して感染します。
 とりわけ常時介護を要するお年寄りの入所する施設では、おのずとヒトからヒトヘの感染のリスクが高くなり、施設内に蔓延し集団発生にいたります。また高齢者は病院と特別養護老人ホーム、介護老人保健施設などの老人施設問での往来も頻繁であることから、施設問でのピンポン感染が繰り返されます。もちろん感染するのはお年寄りだけでなく、介護する職員や見舞いの家族、さらにはその家族と感染の輪はひろがります。
 このように介護を要するお年寄りが増え、施設内感染がおこりやすいこと、また皮膚症状が多彩で、誤診されやすい皮膚病であることから、疥癬が蔓延してきました。
 疥癬の症状には大きく分けてダニの数が少ない通常済癬とダニの数が多い角化型済癬があり、その数は4ケタも違います。最近の文献では、通常疥癬の場合には隔離や室内の駆虫は不要、職員や同室者の予防的処置は不要、洗濯も通常通りでよいと書かれているものも多く目にしますが、健康なヒトに単発で発症したのであれば、これでいいのかもしれませんが、老人施設では、これでは、まったく刃が立ちません。単純に通常疥癬・角化型疥癬ということだけで対策を考えるのではなく、生活環境を考えた上での対策が必要で、集団でお年寄りが生活をしていらっしゃる場、特に痴呆の方が多いところでは、より重く考えての最初の対応が欠かせません。
 疥癬が間違われやすい皮膚病はたくさんありますが、特に高齢の方では乾燥肌に湿疹性変化が加わった、皮脂欠乏性湿疹と誤診されることが多く、日頃から、なるべく皮膚をよいコンディションに整えるスキンケアが必要です。入浴はぬるめのお湯で、また石鹸をよく泡立てて、やさしく洗って下さい。入浴後の、まだ皮膚が十分湿って柔らかいうちに保湿剤を塗ることも効果的です。
 低湿住環境の改善のために加湿器を使用することや、電気毛布やこたつなどはできるだけ使わないなどの、乾燥を助長させないためのライフスタイルの確立も重要です。

武内医院   水足久美子
第14回皮膚の日ファミリー講演会講演抄録
糖尿病の皮膚症状   
                 
 糖尿病の患者さんは現在日本に約700万人存在し、現在40歳以上では実に10人に1人が糖尿病である。皮膚症状に関しては糖尿病患者の約30%以上に何らかの皮膚病変がみられる。
 糖尿病を歴史的にみると、糖尿病は3500年前のエジプトですでに知られている。日本では平安時代の権力者、藤原道長の糖尿病は有名である。彼は貴族間の権力闘争にあけくれ、ようが乳房ほどの大きさになり、これがもとで敗血症になり多臓器不全で亡くなったと言われている。糖尿病の皮膚症状について紙面の都合上、代表的なものに限って述べる。
@易感染性:
 (T)真菌症;白癬、カンジダ症。
 (U)細菌感染症;爪囲炎、丹毒,せつ、壊死性筋膜炎、などが日常しばし
    ば経験される。
A糖尿病の影響による特徴的皮膚病変:
 (T)knuckle pebbles;手の指の背側の皮膚が厚くなり敷石状に見える所
   見。目の網膜の微小な血液の流れの異常を反映するという報告もあ
   る。
 (U)yellow skin;皮膚が黄色に見える所見でコラーゲンなどのturnover
    timeの長い蛋白がglycosylationを受けて黄色に見える。この所見は
    手掌、 足底で認められやすい。
 (V)糖尿病性水庖;手、足に起こりやすく、外傷や感染症が無くても生じ
    る。瘢痕を残さず治癒する。微細血管障害が基盤にあると言われて
    いる。
 (IV)糖尿病性脂肪類壊死;糖尿病患者の0.3%にみられる。本症発生後
    数年して糖尿病が見つかることがある。
B動脈硬化による閉塞性血管障害:動脈硬化は糖尿病患者では正常人に比べ10年以上早く発症すると言われている。下肢が好発部位である。

C糖尿病性神経障害:自律神経障害、運動神経障害、感覚神経障害の3種類がある。
 (T)自律神経障害;自律神経は発汗障害の形で現れることが多い。神
    経障害の中で最初に侵される神経障害である.感覚神経障害とよく
    相関する。発汗障害があると皮膚の水分が少なくなり皮膚がもろく、
    亀裂が生じ、易感染性となる。
 (U)運動神経障害;足を侵すことが大半である。足の筋肉がすたれ体重
    を支えるために横に広がり幅の広い足になる。数年をかけて徐々に
    進行し、足の変形により靴が足に合わなくなる。そのためタコ、魚の
    目などが出現しやすくなる。
 (V)感覚神経障害;最初は足の指のチクチク感や感覚鈍磨として始ま
    る。温度感覚もまた冒される。そのため外傷に気づかず皮膚に潰瘍
    を生じてしまう。裸足で歩くと直接外傷を受け皮膚のみならず足の骨
    の骨折も起こすことがある(charcot Foot)

 糖尿病性神経障害のある患者はフットケアが重要となる。すなわち常に足を観察し清潔と血行を保ち爪を切りそろえる。また足にあった靴を履き、裸足は避け、魚の目、タコなどを軽視しないことなどが重要である。

吉井皮膚科医院   吉井 章
ひふの日ファミリー講演会を終えて
 今回、ひふの日ファミリー講演会「疥癬と褥瘡の治療」で褥瘡を担当させていただきました。

 数年前より当時勤務していた熊本赤十字病院で褥瘡研究グループを作り、院内外の医療関係者に対しては、勉強会、講演会を行っていましたが、今まで一般市民に対する講演等を行ったことがなく、かなり緊張しました。講演の内容についても、褥瘡の治療だけではどうしても専門的になりすぎると考え褥瘡の予防も含めて大まかなものとしましたが、一般市民、医療関係者の両者に対し中途半端な内容になった感があり反省しております。

 褥瘡については平成14年10月から褥瘡対策未実施減算が新設された為、医療関係者の注目を浴びることとなりましたが、それまで一部の看護師、医師を除きあまり興味を持たれることがなかった為か、実際に対策を行うにあたり各医療機関ではその対応に追われたことと思います。

 褥瘡の予防と治療に対しては体圧分散、局所ケア、栄養が中心となります。局所ケアには褥瘡局所の治療に加えて創周囲のスキンケアが含まれますが、私たち皮膚科医にとって当然のように思われるスキンケアも十分に行われていなかったのが現状のようです。

 今後皮膚科医が褥瘡診療を行う際には看護の分野にも踏み込んだ診療・指導が必要と考えています。また、局所治療の分野では近年数多くの人工被覆材が登場し、外用剤に加え治療の選択肢がふえました。

 褥瘡の治療について看護師から、よく人工被覆材の使い方を聞かれることがありますが、使用経験がないとなかなか返事に困るものです。
実際に創局所に対する摩擦・ずれ、ガーゼによる圧迫が創治癒を妨げていると思われる症例に対し創状態に合わせた人工被覆材を使用すると、それまで各種外用剤で難治であったものが速やかに治癒へ向かうことを経験します。

 使い慣れると便利なもので、人工被覆材の材質を外用剤の基剤と同じように考えるといいようです。人工被覆材は褥瘡のみならず、熱傷を含めた外傷、難治性皮膚潰瘍にも応用でき一般の皮膚科診療に対しても有用と考えます。

 今後皮膚科診療を続けていく上でも褥瘡診療は重要なものと考えていますが、今回このような貴重な機会を与えて頂きまして有り難うございました。

熊本大学医学部附属病院 皮膚科 吉野雄一郎
ファミリー講演会
皮膚の日ファミリー講演会で疥癬を担当させて頂きました。

 疥癬はヒゼンダニという体長 0.4mmの小さなダニがヒトの皮膚の最外層である角質層に寄生しておこります。30年周期で流行を繰り返しておりましたが、それは第2次世界大戦の終戦を最後に、現在では老人施設や老人病院を中心として、高齢者やそこで勤務する人およびそれぞれの家族に連続してみられるようにまりました。

 感染経路としては肌と肌の接触、寝具を介しての感染である通常疥癬と、免疫の低下した高齢者にみられる角化型疥癬(ノルウェー疥癬)を感染源としたものがあります。
 とくに後者の場合1個体に寄生するヒゼンダニは数百万びきにも及び(前者による通常疥癬の1万倍)、無数の虫体を含む落屑が介護者の手などに付着し、感染が蔓延してゆくことになり、集団発生の原因になります。

 予防法としては、前者の場合、隔離を必要としませんが、後者の場合、その強力な感染力のため隔離を必要とし、床に落ちた落屑を電器掃除機で吸ったり、殺虫剤を床に噴霧したり、介護者は予防着・ゴム手袋で接するなどの必要があります。

 治療としては、通常疥癬の場合、オイラックスまたは安息香酸ベンジルの外用でなんとかなりますが、角化型疥癬の場合はガンマーBHCなどの外用を用いないと根絶が難しいのが現状です。ところがガンマーBHCは農薬であり、PL法などの問題もあり容易に手に入らないのが問題となっております。

大石皮膚科クリニック 大石 空